■よりみち〜編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日


 

 

 

 

 


更新日2006/11/30


ほんの1ヶ月ほどの間にいつの間にか「いじめ」の問題が国家的な危機にまでなってしまった感があり、日本という国の神経症的な病状が現れた感じがしてちょっと怖くなった。誰かが言い始めたことなのだが、ある一定の数値に達するとブーム化し、もうストップがきかなくなり、得意のヒステリックマザーがザワザワと動き始め、もう収集がつかない犯人探しが始まっているわけだ。結局、教育行政の問題、無責任な教育者の問題で、誰かが頭を下げないと収まりがつかなくなるのだ。この流れは共通しており悪い風習の一つだろう。この「いじめ」に関しては、その犯人が誰かということは特定できる問題ではなく、昔と今の「いじめ」の質が大きく変わり、とても陰湿化しており、弱者への攻撃的な傾向であることは事実だろう。あえてその変化の原因を追究したいのだが、その原因は明らかに『極端な核家族化』にあり、そこで社会的に隔離され、偏向教育を受けてしまった『無脳マザー』や『無脳ファザー』が大量育成されてしまったことにあると思う。「いじめ」はどんな社会にもあり、人間に感情の起伏があり、攻撃的な性格の人間がいる限り、決してなくなるものではないと思える。ある中学の校長がテレビのインタビューで答えていたのだが、「いじめ」といっても3種類あり、それを一括して語ることは無理があり、混同すべきではないということを強調していた。一つは学校の先生で対応できるレベルの従来からある単純な「いじめ」、二つ目は家庭も含めて対応が必要なメンタルな問題がある「いじめ」、そして三つ目は暴力的であったり、集団的であったり、先生や家庭でも対応が困難な「いじめ」というよりは「恐喝」や「暴行」に近い行為であり、この三つ目に関しては教育者が解決できるレベルを超えており、警察が介入せざるを得ないところまで状況は悪質化していると話していた。今一番の問題は、家庭と学校が協力しなければ解決できない「いじめ」に関して、戻すべき家庭が崩壊していたり機能していないということで、給食費の支払拒否の家庭の問題やヒステリック・マザーの問題など、問題の根っこは同じなのだ。国家的な危機を救えと、教育基本法を変えて学校教育を見直すことはよいことだし、そこからしか変わっていかないものだろうと思うのだが、問題は学校だけでなく家庭、そして親の教育改革が必要なのであり、その根本的な構造が改革されない限り、「いじめ」という病気に感染した無菌状態の子供たちは救われることはないのだと思える。各地にある「教育委員会」のシステムを変更し、「学校」の統括機関から「家庭」の統括機関に性質を180度変換して、各児童の「家庭訪問」を繰り返して、学校と家庭の架け橋となり、親の教育を徹底的に行っていく行政機関にした方がよいのではないだろうか。今のままでは教育委員会は学校で多発する問題のクレーム対応機関でしかなく、あやまるだけなら不要な存在ということで廃止という議論になるわけで、教育委員会が大変身するしか存続する道はないように思うのだが、お役人には到底無理なんだろうと思うのだが、システムの改革なしに「いじめ」の問題はなくならないだろうな。(

 

 

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