■下図は2021年８月５日から2021年９月16日までの新型コロナウイルスの各国別感染者数（死者数）の推移を表にまとめたものです。
※日本では感染者数が減少傾向にあり、緊急事態宣言の効果が十分出始めており、８月の中旬をピークに山を下り、今週１週間で52,565人の感染者数（１日平均7,500人）まで減ってきている。しかしながら、死亡者数の増加が止まらず、８月中旬に１週間で100人を越えて以来、徐々に増えており、今週1週間では433人（１日平均61人）と重篤化して死亡するケースが増加しており、医療崩壊が更に深刻となりそうです。
・デルタ株により感染拡大していたタイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアはピークを越えた感じがする。インドネシアでは死亡者数が激減しており、先週では１週間に4,100人の死亡者数が今週では1,900人と半減している。奇妙なことにワクチン接種がアジアで最も進んでいるシンガポールで、感染者数が激増しており、先週１週間で1,782人が、今週１週間で4,356人と倍増していて、ワクチン接種をしても感染者は増えることを警告している。但し、死亡者数は今週１週間で２人と、重篤化は極端に少ないのが救いになっている。
・インドやイスラム諸国でもデルタ株の猛威はピークを越えたようで、感染者数も死亡者数もかなり減少傾向にある。
・欧州や北欧諸国も減少に向かいつつあるが、イギリスやドイツなどでは死亡者数が反対に増えており、ワクチン接種の効果が半年を過ぎると効果が落ちることが原因とされ、ブースター接種が始まろうとしている。
・トルコや東欧諸国では感染拡大が止まっておらず、感染者数も死亡者数も増加していて、ロシアも高止まりしている状態で、毎週１週間に5,000人以上が亡くなっている。
・アメリカの感染拡大が止まっていないことが心配されている。死亡者数もかなり増えており、今週１週間で14,249人が亡くなっており、感染者数は111万人で、こちらもブースター接種が必要のようだ。
・中米や南米、そして南アフリカは確実に感染者数も死亡者数も徐々に減少しており、ワクチン接種の効果が出てきているようです。
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■下図は、2021年７月15日から2021年９月16日までの各国別週間感染者数（死者数）の推移です。
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