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■よりみち~編集後記

 

更新日2021/08/05




下図は2021年6月24日から2021年8月5日までの新型コロナウイルスの各国別感染者数(死者数)の推移を表にまとめたものです。

※世界の新型コロナ感染者数がついに2億人(死亡者数425万人)を突破しました。

タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアなど東南アジアのデルタ株の猛威は続いている。また、パキスタンやイラン、イラクもデルタ株の感染拡大している。

欧州でもデルタ株による感染拡大と死亡者数の増加に足踏み状態が続いている。特にフランス(先週186人-今週292人)やスペイン(先週230人-今週451人)で死亡者数が激増しており、ワクチン接種だけでは死亡者数を抑えられないジレンマが続いている。

ワクチン接種の優等生のイスラエルもデルタ株が急上昇しており、先週8人だった死亡者も今週は41人と激増していて、高齢者への第3回目のワクチン接種の実施を開始している。日本でも今後3回目が実施されることになりそうです。
同様にアメリカでも感染者数及び死亡者数が今週激増しており、ワクチン接種さえすれば元の生活に戻れるという希望がまた打ち消される事態に変化してきている。

東京五輪を強行開催している日本は、感染者数が倍増する(先週40,168人-今週78,577人)というまさに緊急事態に陥っている。医療崩壊が現実的になっており、政府は専門家会議にも相談なしに、今後は中等症患者までは自宅療養を要請するという入院制限を発表し、大問題に発展した。すでに保健所での入院斡旋がパンク状態のため、このままでは入院待機者が激増することに対応した苦肉の策の発表だが、専門医からは医療放棄を政府が主導してどうするという批判が相次いでいる。
このまま東京五輪は継続されそうだが、パラリンピックを中止にしなければ、さらに感染拡大が爆発的に進行することは明らかで、無能無策の政府の対応に批判が集中している。


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Covid-19_080521

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下図は、2021年6月3日から2021年8月5日までの各国別週間感染者数(死者数)の推移です。

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covid19_weekly_080521

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