■よりみち〜編集後記

 


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更新日2008/04/10


「ネットで頭がバカになる!」と、テリー伊藤氏がテレビ番組内で主張したそうだ。この番組は観ていなかったが、最近、ネットの将来が若干気になり始めているので、ちょっとチェックしてみたのだが、彼の主張は、「インターネットに頼りすぎると、想像力が低下し感性が乏しくなる、というのが最大の理由で、弊害としては利己主義、引き篭もり、不登校などが挙げられるほか、夫婦の営みが減って離婚が増える。自分が興味ある狭い範囲の情報だけに触れるため、早く年をとる」というものだ。子供への影響が大きく、学校の現場からも、「ネットがあることで、子供の学ぶ意欲が低下している」という報告もあったようで、ネットで検索すればすぐに分かるため、「いちいち学んでもしょうがない」と考える子供が増えているのだという。これは確かにそうかもしれない。我々でも辞書を開くことがほとんどなくなっているのだから、子供たちが辞書を片手に勉強などするはずがない。勉強に仕方がかなり変わってきていることは確実だろう。テリー氏がネットの悪影響として挙げた例に「Blog」がある。「ブロガーは、半径5メートル以内の居・食・住のことしか書いていない」と、その異様に発展するメディアを批判したようだ。確かに日本のBlogはちょっと独特で、いつのまにか超個人的な日常の垂れ流しメディアになってしまっていて、果たしてこれがネットの健全な発展につながるのか、最近、疑問に感じ始めている。日本がBlog開設件数でダントツの世界一位ということ自体が異様すぎる。日本語のBlogが世界中で読まれているはずもなく、日本人だけを対象に発行されているわけで、日本人だけが他人の日記を読みたがる国民性が顕著なのだろうか。携帯電話の異常な普及率と同様、Blogの異様な人気も、日本人のとにかく右に習えの習慣や、とりあえず話題の流行に身をゆだねてみるという気質が影響しているように思える。今日4/10のニュースにも『米国で著名ブロガー死亡相次ぐ 日本でも「ドクターストップ」発生』という記事があり、アメリカではすでにプロのブロガーの過労死が社会問題化していて、いずれ日本にもその現象が現れそうだ。便利なネットという現代的な夢のメディアを獲得したかに思えたが、実は自分たちが創り上げたネット社会にいつのまにか呑み込まれたり、そのスピードの速さに翻弄され、振り回されたり、またそれがストレスとなって肉体的な影響を及ぼすようになってきているようにも思える。テリー氏の主張のように、「ネットで頭がバカになる」とは思えないし、一方的に垂れ流されるテレビ放送と同じとも思えないが、ネットの長時間の使用が、子供たちの成長によい影響を与えないことだけは確かだろう。長時間TVゲームばかりしている子供たちがゲーム脳になる問題が指摘されているが、ネットに関しても「ネット脳」ということが今後問題になるのかもしれない。ひょっとしたら、自分もこの「ネット脳」になっていないかとちょっと心配になってきた。

 

 


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