■よりみち〜編集後記

 


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更新日2006/02/02


最近、女帝だ、女系だ、皇室典範の改正だと急に騒がしくなってきている。このお世継ぎの話題があるから日本が天皇制の国であったことを、今さらながら考えさせられた。ヨーロッパの立憲君主制においては、男子がいなかった場合のみ女子が王位継承するのが一般化していることや、スェーデンが男女を問わず第一子を優先して継承権を認める法律を1979年に制定したことが、今回の皇室典範に関する有識者会議(10名)にかなり影響を与えたことは間違いないようだ。そこで気になるのが、この有識者10名の選抜理由である。宮内庁や皇室関係者、そして皇室研究者などは明らかに排除されており、あえて歴史的なバックグラウンドは無視されているのだ。そこに反発を感じている人が少なくない。小泉人気にあやかって、誰も反対できない雰囲気にして一気に民営化路線の延長で新天皇制にしてしまおうという狙いが見えてしまっているから厄介だ。世の中の流れからすると、確かに男女を問わず第一子を優先なのだろうが、歴史的な流れからすると、男子がいなかった場合のみ女子が継承するということになるのだろう。そこにある唯一のこだわりが「血統」の問題である。女系では「血」が途絶えるというのだ。最後はやはりこの「血」に行き着くのかもしれないが、もはやそんなことを言っている時代でもないように思える。伝統を守ること自体が困難な時代になっているわけで、その時代に合わせた伝統を創り上げていくしかないように思える。たとえば、日本の国技である相撲がよい例だろう。もし相撲が伝統を守るという理由で外人力士を排除していたら、すでに相撲という国技は途絶えていたかもしれない。日本人横綱がいないという寂しさはあるものの、外国人力士が日本の国技の継承に立派に貢献し、日本人以上に日本の心を大切にして相撲を国際的なスポーツとして成長させたことも事実である。なにも後世のために皇室典範を改正する必要があるのだろうか。天皇が現に生きているわけで、その天皇を奉っているわけだから、天皇が後継者をある年齢に達したら指名し、それを国会が承認する形式で何が問題があるのだろう。国民が奉っている天皇が自らの血族から最もふさわしい人物(男子がいなければ女子)を選ぶのがごく自然ではないだろうか。今のままだと、天皇は単なる人形天皇であり、何の決定権もないロボットである。せめてお世継ぎだけは形式だけでも決定権を与えるのがスジではないだろうか。それにしても、雅子さまの悩みは深く、とてつもないストレスの連続に身も心もボロボロの状態だと思う。小泉さんが皇室典範の改正を急ぐ理由を聞かれていたが、この雅子さまの救済が本当は第一の理由なのではないだろうか。紀子様が御懐妊ということで、この秋にもし男子が生まれた場合、雅子さまの立場はどうなるのだろう。さらなるプレッシャーと誹謗中傷に果たして耐えられるのだろうか。ずいぶん前にガセネタで離婚を本気で考える雅子さまというのがあったが、たぶん「本気」ではなかったかもしれないが「本音」ではなかっただろうか。(

 

 

 

 

waragutsu
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11/19/2005更新
 
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