■TukTuk Race〜東南アジア気まま旅


藤河 信喜
(ふじかわ・のぶよし)



現住所:シカゴ(USA)
職業:分子生物学者/Ph.D、映像作家、旅人。
で、誰あんた?:医学部で働いたり、山岳民族と暮らしたりと、大志なく、ただ赴くままに生きている人。
Blog→「ユキノヒノシマウマ」





第1回:Chungking express (前編)
第2回:Chungking express (後編)
第3回:California Dreaming(前編)

 



■更新予定日:毎週木曜日

第4回:California Dreaming(後編)

更新日2006/01/12


とりあえず寝床は確保できたので、バスに乗りゴールデンゲート・パークへ向かった。公園を特に目的もなくぶらついていると、人々のファッションや醸し出す雰囲気が、同じアメリカでありながらシカゴとはまるっきり別世界であることがよくわかる。

シカゴというところは街の規模としてはサンフランシスコよりも遥かに大きいのだが、訪れる観光客やアメリカンドリームを抱かせる要素というものは圧倒的に少ない。そこでは何か堅苦しい形式ばった世界が幅を利かせており、歯車の一つとなってビジネスに忙しく走り回るスーツ姿のその人の流れは、どこかしら日本のそれを思い起こさせるものがある。それに比べてこの公園に降り注ぐ陽光の明るさと、開放感はなんと素晴らしいことなのだろう。

この公園には日本庭園があり、アメリカではそこそこに有名なのだが、特に感動することもなく、ああこんなものかという程度で終わってしまった。それよりも公園内の至る所で横になり本を読んでいる人や、愛犬とともに陽光を楽しむ人、子供の野球ゲームを観戦している人達の姿に魅入ってしまった。

これは自分が日本人故に感じる海外の日本庭園への違和感や、アメリカらしい姿への関心というものとも関係しているのかもしれないが、とにかく最初の半日をアメリカでも最も美しい公園の一つで気ままに過ごすことができた。

夕暮れまでのんびりした後、公園から出てすぐ東隣にあるHaight St.沿いの通称ゲイ・ストリートを冷やかしながら家路についた。 ご存知の方も多いかと思うが、ここサンフランシスコは世界でも最もゲイの人口が多いところで、近年も市が同姓カップルの結婚を正式に認めたために、世界中からゲイ・カップルの結婚申請が殺到したという話しもある。

ちなみにこの件については、ゲイ・カップル賛成派のサンフランシスコ市と、慎重派のカリフォルニア州との間で未だ論争が続いているそうだ。また、この街の至る所で見かけられる虹の旗の意味はゲイのシンボルでもある。そういうわけでこの通りは、ゲイに関心があるにしろないにしろ興味深いところではある。

もちろん通りにはいろんなタイプの店があるのだが、基本的にゲイという人種は洒落者で、流行に敏感な人間が多い。そういったわけで店の中に並ぶ品揃えは、色使いやデザインに凝った物が多くセンスはかなり良い。ただし一般人には、ちょっと使用用途がないような物も並んでいないわけではないが・・・。

 

第5回:Cycling (1)


 
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