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【のらり】更新ニュース 2008.01.31
〜各界異彩のコラム満載〜 http://www.norari.net/
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■新・汽車旅日記
〜平成ニッポン、いい日々旅立ち
第226回「紅葉さがし −御岳ケーブルカー−」
中央線快速で西に向かう。何年ぶりだろうか。233系という銀色の新しい電車。サスペンションがいいのか、静かな走行である。高架線工事が進捗しており、ときどき高いところを走った。駅以外では低い建物が多いので、暗い時間帯とはいえ見晴らしがいい。眼下には旧線を行く上り線も見える。時勢に合わせて鉄道も風景も変わっていく。
浦島太郎のような気分で立川着05時55分。降りたホームで06時10分の青梅線に乗り継ぐ。ようやく明るくなってきた。御嶽駅は07時10分着。立川からここまでの1時間もちょっとした旅であった。市街地からのどかな風景に少しずつ変化する車窓がいい。青梅線は高架線ではないが、線路が高いところにあるので里の風景を眺められる。「旅に出たいけれど忙しい」なんて言う人は、日曜日に平日とは逆方向の列車に乗るといい。いつも行く街とは逆の方向に穏やかな景色がある。
杉山 淳一 2008/01/31掲載
■店主の分け前
〜バーマンの心にうつりゆくよしなしごと
第112回「フリークとまでは言えないジャズ・ファンとして(1)」
ジャズについて、少し書いてみようと思う。こう書き出すだけで、かなりのプレッシャーを感じてしまう。ジャズについては、演奏家、評論家の他にも一家言持っている人々が、世の中には無数に存在していて、その見識の深さは到底足元にも及ばない。
そこのところはよく分かっているつもりだが、18歳の秋に初めてジャズというものに触れてから30数年途絶えることなく聴き続け、店を始めてからは就業時間中はたいがいジャズを流していて、聴いている時間だけは少ない方でもなく、常に身近な存在ではある。また、ある時私を知る人が、その人の知り合いに、「彼はジャズ・フリークで…」という紹介をしてくださった。それが大変好意的な紹介だったので、とてもうれしい思いがしたが、「とてもフリークとは言えないだろうな」と何かくすぐったい感じになったことがある。
金井 和宏 2008/01/31掲載
■このほしのとりこ
〜あくまでも我流にフィリピンゆかば
最終回「出稼ぎ大国」
最近、日本航空か中国国際航空の朝一番の便で中国に飛ぶことが多い。両社ともフィリピン航空と同じ第2ターミナルから出ているので、中国に行くたびに大荷物をカートに載せてぞろぞろ運ぶフィリピーナの大群に出くわす。例外なく彼女たちはおみやげに日清カップヌードルのシーフード味を箱で大量に持って帰る。つい先日、ミルクシーフード味というのを持っている人を見かけた。どうも新製品らしい。カレー味や長崎ちゃんぽんを持っている人もいるがごくまれだ。大荷物の度が過ぎて超過料金を払っている人もちらほら。香港にもシンガポールにも彼女たちピナはたくさんいる。日曜日の繁華街で大きな紙袋を手にいくつもぶらさげて、大声で中国語でも英語でもない言葉をしゃべっている女性のグループがいたら、それはピナである。
片岡 恭子 2008/01/31掲載
■TukTuk Race
〜東南アジア気まま旅
第74回「Thailand 2 (1)」
バンコクの格安チケット販売店で南行きの夜行バスチケットを購入し、チュンポンの町へ向かう。そのチュンポンの港から出ている小さな船に乗って、ダイビングのメッカであるコ・タオという島へ向かうのである。夜中にバンコクを出た2階建ての立派なバスは、なかなか快適な乗り心地で、あっという間にチュンポンの町へ連れて行ってくれた。夜明け前に到着したチュンポンの港で、船の始発が出るまでのしばらくの間を港の前を流れる汚れた川を眺めながら過ごし、そこからさらに船で3時間ほどでコ・タオに到着する。このコ・タオ、日本人ダイバーの間では知らない人がいないほど有名な島で、世界でも最も安くダイビングのライセンスが取得できる島という謳い文句でも知られている。
藤河 信喜 2008/01/31掲載
■フロンティア時代のアンチヒーローたち
〜西部アウトロー列伝
第64回「サンダンス・キッズの初仕事」
1892年の初めに、キッズはカナダ、カルガリーのグランド・セントラル・ホテルの権利を半分買い取った。共同経営者はフランク・ハミルトンという地方の実業家だった。ニ人は初めからウマが合わなかった。この大そうな名前のホテルは階下がサロンバー、2階にいくつかの部屋がある程度の中西部の田舎によくある代物だったにしろ、キッズにそれだけの財力があったことになる。商売がうまくいけば流れカウボーイを止め、そこに定住しようとしたのではないかと見る向きもないではないが、恐らくキッズは衝動的に権利を買ったか、フランク・ハミルトンにうまく乗せられたのだと思う。流れ者やいつも不安定な日雇い仕事を続ける者は定着に憧れるものだ。そして一番取っ付きやすいのは水商売だ。
佐野 草介 2008/01/31掲載
■亜米利加よもやま通信
〜コロラドロッキーの山裾の町から
第45回「犬にかじられてもニュースになる話〜続編〜」
犬が人間をかじるのは当たり前のことなので、話はニュースになりにくい…のですが、逆の場合は大きなニュースになります。先進国のお金持ちの男性が、貧しい後進国(発展途上国と言わなければならないそうですが)へ行って、その土地の若い女性と一時的な性的関係を楽しんでも当たり前のこととみられ、ニュースになりません。そんなことは世界中で昔から頻繁に起こっていることだからです。何年か前に『ナショナル・ジオグラフィック』という優れた雑誌に、タイを紹介する記事が載り、そこにタイの産業の何番目かに「売春」と出ていたのに驚いたことがあります。「売春」を産業に数えるほど、そんなツアーに関連した経済効果が大きいというのです。
Grace Joy(グレース・ジョイ) 2008/01/31掲載
■鏡の向こうのつづれ織り
〜谷口江里也のとっておきのクリエイティヴ時空
第19回「ここではない何処か、そうではない何か」
路の不思議さは
それが必ず
どこかにつながっていると
そう想えることだ
つながる先が
具体的にどこかということは
このさい
それほど重要ではない ……
谷口 江里也 2008/01/31掲載
■よりみち〜編集後記
昨夜(01/30/2008)はちょっとスリリングな夕食となった。スリルを味わいながらの食事というものは経験がそれほどない、というか通常はありえない。夕食のメニューの中に冷凍餃子を使ったものがあったのだ……
「のらり」編集部 2008/01/31掲載
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